お花を楽しそうに

ある朝、おにわに入居している女の子が「ゆみこさんがいる日はお花がきれいになるね」と話してくれました。スタッフのゆみこさんは毎朝出勤するとお庭からお花を積んで、リビングや玄関の花瓶に飾ってくれます。女の子が言う通り、おにわが素敵に明るくなります。

女の子がかけてくれた言葉がとても優しくて、スタッフも穏やかな気持ちになった朝でした。あとから女の子にたずねてみると、おにわの雰囲気が好きで、どうしてだろうと考えていたということです。「ゆみこさん、お花生けるのいつも楽しそう」と感想を伝えてくれました。

おにわで気がついたことを教えてくれてありがとう。嬉しいです。

また別の日、スタッフが新聞を開きながら記事の内容について話し合っていたことがありました。内容が内容なだけに、ちょっとみんな眉間にしわを寄せて話していました。すると、ふわっといい香りがして、空気が一気に変わりました。ゆみこさんがお庭で摘んだレモングラスをお湯に浸してダイニングテーブルに置いてくれたからです。深呼吸をして気持ちの切り替えができました。

お花を楽しそうに生ける大人のすがたは、おにわですごす女の子たちにどう見えているのか、どんなメッセージになっているのかなと思いました。

おにわ