ゆられる葉と小さな鳥の巣
新しいおにわの玄関に 大きな木があります。
その木に鳥の巣ができていました。
可愛い小さな鳥の巣です。
おにわ代表理事の上間陽子が臨床心理士の信田さよ子さんと出版した
『言葉を失ったあとで』(筑摩書房2021)。
その中で、上間はあとがきに次のように書いています。
語り出そうとするひとがいて、
それを聞こうとするひとがいる場所は、
やっぱり希望なのだと思う。
この言葉は おにわのスタッフにとっても、
今日の沖縄にとっても、東アジアや世界中の女性やこどもたちにとっても
上間が調査・研究と実践を通して示した
「みんなのための」大切な指針なのだろうと思います。
女性たちが、幼いこどもたちが安心してすごすことのできる場所。
ゆっくり羽を休める場所になること、耳を傾ける場所、語り合える場所。
朝晩の涼しさを感じつつ、まだまだ夏の暑さも残る沖縄です。
さわさわと風にゆられる葉と小さな鳥の巣を見ながら 上間の言葉を思い出し、
無事にたまごが守られて、ヒナが大空へ飛んでいけますようにと願いました。
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