目を開いたり、静かに閉じたり。

今おにわにいるあかちゃんが、にこにことよく笑うけど、泣くときもあります。(あたりまえだ!)抱っこしても泣くときには、お庭に出ます。お庭に出るとすうっと泣き止んで、世界をあちこち見ています。揺れる葉っぱをじっと見て、遠くの花をすっと見て。
 
この間大きい青虫がいました。きっと大きな蝶々になるんだなあ。近くにはちっちゃいバッタが、そこにも、ここにもいて、地面はにぎやか。ほらバッタだよ、とあかちゃんに見せたけど、気づいたかな、見えたかな。バッタはそのまにぴょんととんで見えなくなりました。青虫はそのままどっしり。大きい青虫は大きい蝶々になって、小さいバッタは大きいバッタになるのだな。
 
青虫をまじまじと見たのははじめてで、なんと、目をかっと見開いたり、穏やかに閉じたりするんですね。ほんとかな、ほんとに、これ、目なのかな。宝石のように光ってる。目みたいななにかなのかな。あとから、女の子に、青虫に目がある、って写真を見せたから、きゃあやめてください、と怒られました(笑)。虫はきらいって。ごめん! ゆっくり動く青虫を見ながら、萩原朔太郎の「詩人には成長も退化もない、あるのはただ変化のみ」みたいな文章を思い出していました。青虫の完成形が蝶々なわけではなくて、青虫は青虫で完成しているのだ、であるのだ!
 
スタッフミーティングでは、いただいたぴかぴかの新米をおにぎりにしていただきました。おにぎりはおいしくて、すたっとなくなりましたので、新米が入っている袋の写真を。ごちそうさまでした! 気持ちをよせていただいているみなさん、本当にありがとうございます。励まされています!

(うえだ)
 
 

 
 
 
 
 
 






 

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