海をあげる
上間陽子さんの「海をあげる」がYahoo! ニュース 本屋大賞2021年ノンフィクション本大賞を受賞しました。この本が書かれたときには、まだ、おにわはありませんでしたが、思えばおにわが生まれるみちすじが描かれているようでもあります。胸のつぶれるような沖縄のいまのことが丁寧にやさしく、きれいな文章で綴られています。
おにわのスタッフには、この本が書かれる前から一緒に動いていたメンバーも、おにわの誕生をきっかけに出会ったメンバーもいて、いまはまぜこぜになってごはんをつくったり、庭にお水をあげたり、床をみがいたりしています。朝になったら窓を開けます。調査の女の子がプレゼントしてくれた手作りのおもちゃのアンパンマンのアップリケが満面の笑顔でいます。おにわに来て、美味しいお菓子を焼いてくれる女の子もいます。
知りたくないようなきついことは変わらず女の子たちにふりかかっていて、それでも、いまは「おにわがあるよ」と言えることが、本当にすごいことだと思います。上間さん、おめでとうございます。応援してくださっているみなさん、ありがとうございます。
スピーチもインタビューも素敵でした。「海をあげる」とセットになっていつも私には、THE WALTZの「青い海と青い空だけじゃなーい」という歌の一節が流れます。観光客にも、活動家にも、娯楽的にも政治的にも、物語を消費される沖縄の、そうじゃない沖縄のことを考えます。いま、「おにわ」が沖縄にあることが、本当にかけがえのないことだと、また思いました。
(うえだ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e1db7ea5f17b9b8520dc2587d7e8cead3df8c7
動画もあります。
返信削除大賞受賞おめでとうございます。「海をあげる」は、今春読んでおりましたが、「おにわ」の活動は知りませんでした。上間さんの受賞インタビューをきっかけに、ここにたどり着きました。
「子供の分断」が声高に語られ、10万円一律給付の是非が政治問題となっている状況に、倦厭しておりました。そのような政策では、癒すことのできない深刻な社会的疎外があることに、気が付いていないのでしょうか。
ささやかではありますが、おにわに継続的寄付をすることにしました。
このような状況の中で、出産を決意された当事者の方、生まれてくる(きた)赤ちゃん、日々尽力されている現場スタッフの方に、遠くからエールを送ります。
響クリニック 梅末
エール、ありがとうございます。受け取りました! 社会状況は変わらず厳しく、悲鳴をあげるようなつぎつぎと起こっていますが、「おにわ」では、おいしくて、らくちんで、笑いがたくさんあるようにと思って過ごしています。ご寄付、心から感謝します。応援してくれるおとながたくさんいるということが、女の子たちにとっても励み、支えになります。ありがとうございます!(うえだ)
削除梅末さま、コメントならびに本を手に取っていただき、ありがとうございます。「おにわ」に継続的なご寄付をいただけるとの申し出も本当に嬉しいです。今回の事業の寄付口座の窓口のひとつをみらいファンド沖縄がしておりますが、住所の方のお知らせをぜひお願いします。寄付金控除が受けられます
削除。
本屋大賞受賞時のスピーチを聞き、すぐに読みたくなり、「海をあげる」をポチって読みました。今は「裸足で逃げる」を読んでいます。そして、「おにわ」の活動も知り、心から応援させていただきたいと思いました。やさしくあたたかい言葉で語られる上間さんの本やスピーチの言葉が心の奥に今も響いています。自分に何ができるんだろうと考え、微力ですが月額寄付をさせていただきたく思いました。ある方が「裸足で逃げる」の中に出てくる「看護師や保健師、ちゃんと助けてくれる女性がいるのことが印象的で、希望でした」と話していました。そのわずかな希望さえも奪われてしまわないように、これからも自分のまわりで働く看護師や保健師が安心して働ける環境づくりに取り組みたいと強く思うことができました。そして、誰もが人間らしく安心して安全に生きていける社会のために尽力したいと思いました。
返信削除ご寄付、ありがとうございます。おにわが希望になるように、日々の暮らしを紡いでいます。応援してくださる方がいて支えられて歩みをすすめています。今日が楽しくて、明日も楽しくありますように。ありがとうございます。
削除コメントをありがとうございます、上間です。動き出すとどの場所にも踏ん張ってくださっている方がいることがわかり、そのような皆さんと動けることが嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。
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