300年前の


 

 

シネマ組踊「孝行の巻」を見てきました。

なかなか映画を見る機会のない人にチケットをプレゼントする「未来チケット」を「おにわ」に提供したいと言ってくださった方がいらっしゃって、代表して私が行かせてもらいました。ありがとうございます!

私はかつて琉球舞踊を習っていたときの先生がすばらしい立ち方さんだったこともあって、なかなか熱烈な組踊ファン、なかでも玉城朝薫ファンです。大城立裕さんの「花の碑」を読んで、玉城朝薫を知り合いみたいに思ってます。勝手に!「花の碑」が小説でフィクションだという認識が欠落して久しいです。

ちなみに、この舞台で弟役をやっている(素晴らしい!)金城真次くんは、かれが天才カチャーシー少年と呼ばれていた頃(3歳とか4歳とか)にイベントに出演してもらって出会っていて、長じては同じ会派だったので、一緒に踊ったこともあります。もう、踊らせていただいた、という感じですが、お稽古で、手も足もひっぱる私がしょぼんとして、「私のせいで時間かかってごめんなさい」と言ったら、「ううん、こういう稽古が楽しいんだよ」って言ってくれた人格者です。泣きかけました。(20個くらい年下です)首里城で真次くんとかせかけを踊ったことは、孫がいるなら語り継ぎたいくらい自慢です。(書いてしまった!)今は、あのときの天才カチャーシー少年は国立組踊劇場の芸術監督になっていて、時代が早いです。

映画は、私のようなマニア(!)も楽しめ、全然知らない人も、丁寧な解説があってすっと見ることができるようなつくりになっていました。映像なので、普段客席からは見られない角度から見られるのも楽しかったです。組踊は、「見に行く」ではなく「聞きに行く」のだと言ったりもしますが、音楽、唱え、音、よかったです。

沖縄はそろそろ旧盆、エイサーの音が聞こえてくる季節です。困難な日々が続いていますが、 ときどきはわくわくすることもある、そういうふうであるといいなあと思っています。

おにわに気持ちをよせてチケットをくださった方、ありがとうございました!(女の子に、と思ってくださったと思いますが、私が行ってすいません! でもありがとうございました!)

(うえだ)


 

 

 

 

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